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こじまクリニック お知らせ

こじまクリニック お知らせ

今年の夏は猛暑と変わりやすい天気、強い紫外線が特徴でした。また、天候不順だったせいか、夏前からのどの調子が悪い人も多かったようです。

 夏の終わりは冷えに注意

夏はのど・胃腸が冷える説明: の終わりは冷えに注意

 近年、夜中も窓を開けたりエアコンをつけたりしたままで、のどが腫れて万年風邪ような状態になる人が増えています。慢性的なのどの炎症は風邪だけでなく、喘息や鼻炎、中耳炎の引き金にもなります。また、アイスなど冷めたいものを食べすぎて胃腸の働きが低下すると、夏バテしやすくなり、疲れがとれにくくなります。

 頭は涼しくて足が温かい「頭寒足熱」は健康によい状態ですが、冷房の冷気は下にたまるため、足元が冷えやすくなります。下半身が冷えると関節炎や膀胱炎、婦人科系の病気が起こりやすくなります。さらに、自律神経が乱れ、頭痛が起こることもあります。

紫外線から守る

秋でも強い紫外線

は紫外線が強いため、肌が傷ついたり、活性酸素が発生してシミの原因になったりします。また、夏の終わりに多い「ヘルペス」も、紫外線によって皮膚の免疫力が低下することで起こります。
夏だけでなく、秋も紫外線が強いので注意しましょう。

疲労を慢性化させない

ひと晩で回復するような「疲労」は心配いりませんが、長く続く場合はさまざまな病気にかかりやすい状態となります。
夏の疲労は放っておくと慢性化しやすいので、疲れを感じたらストレスや不眠を早めに解消し、生活のリズムを整えることです。栄養素ではエネルギー産生を高めるビタミンB群や酢、筋肉疲労によいアミノ酸、慢性疲労には高麗人蔘がよいとされています。

1.頭寒足熱・・頭をひやし、足を温める

夏の後半はエアコンを使う機会を減らし、汗をかくことで体を冷やすようにしましょう。イライラは血液を頭に集めるので、リラックスした気持ちで過ごしましょう。入浴で足をよく温め、ふくらはぎや足首をもんでみましょう。

2.胃腸保温・・胃腸はいつも軽く、温かく

胃腸が冷えて重たいと、慢性疲労の原因となります。暑くてもアイスコーヒーやそうめんなどの冷やすものは控え、温かいものを摂るようにしましょう。腹部を中心に膨らませたり、へこませたりする腹式呼吸の習慣をつけることも、胃腸の冷えには有効です

3.酸化予防・・錆びない体をつくる

シミの予防には、紫外線によって発生する活性酸素を減らすことが大切です。緑黄色野菜など、抗酸化成分の多い食品を食べましょう。シミ予防の栄養素といえばビタミンCですが、消耗されすい性質があるので、その働きを高める酢やポリフェノールを一緒に摂りましょう。

6月から毎月第二と第四の木曜日は訪問診療を行いますので、外来の診療は行いません。

病気の予防や健康増進のために、あなたも測定してみませんか?

体組成計の測定により、内臓脂肪はもちろんの事、基礎代謝、全身の筋肉量・脂肪量、さらに体の水分量(これは医療用のみしか測定できません)が1枚の紙にわかりやすく表示されるため、脱水 ・ むくみ、 生活習慣が改善されているか、リハビリやトレーニング効果などがわかります。

詳しくは、お問い合わせください。

健康メモ

2017-07-05
災害時になりやすい28 の病気と対処法
災害時に病院へ受診する原因は「ケガ」ではないでしょうか。
確かに、災害の種類にもよりますが災害発生から48 時間以内はケガで受診する
方が多いとされます。では、どんなケガが考えられるでしょう?
頻度の多いものとしては、「切り傷」「打ち身」「骨折」「やけど」などが挙げら
れます。
■ 切り傷
小さな切り傷であれば必ずしも受診する必要はありませんが、大きな切り傷で
は縫合が必要となります。
■ 打ち身
手足の打撲であれば必ずしも受診する必要はありませんが、頭を打って頭蓋内
に出血した場合、胸を打って肺が破れた場合、お腹を打って内臓が傷ついた場
合などは緊急手術が必要となります。
■ 骨折
ほとんどの骨折は緊急で受診する必要はありませんが、神経や血管を損傷して
いる場合、首の骨が折れている場合、骨盤が骨折している場合は緊急手術が必
要となります。
■ やけど
範囲が狭い場合は必ずしも受診する必要はありませんが、範囲が広い場合は入
院での治療が必要となります。
以上のように災害によりケガで入院や緊急手術が必要な状況が発生します。
次に、災害時に増える可能性のある病気とそれぞれに必要な対応について挙げてみました。
【中枢神経疾患】
■ 脳梗塞・脳内出血
水分を十分に摂れずに脱水となれば脳梗塞を発症する可能性があります。スト
レスにより血圧が高くなり脳内出血を発症する可能性があります。脳梗塞・脳
内出 血の治療の大部分はリハビリテーションですが、脳梗塞のタイプによって
は緊急での治療が有効なことがあります。また、意識や呼吸が悪くなった場合
は入院して管理する必要があります。
■ くも膜下出血
ストレスにより血圧が高くなりくも膜下出血を発症する可能性があります。
くも膜下出血では緊急での手術が必要となります。
■ けいれん
抗けいれん薬を内服できなくなった場合やストレスにより、けいれんが出やす
くなる可能性があります。けいれんが続けば病院でけいれんを止める注射が必
要となります。
【呼吸器疾患】
■ 風邪・インフルエンザ・扁桃腺炎・肺炎
家が壊れて防寒が十分でない場合、避難所など人が大勢いる場所で生活をする場合、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
また、その風邪をこじらせて肺炎になったりする人も増えます。風邪であれば
保温と安静のみが治療ですが、インフルエンザ、扁桃腺炎、肺炎では抗ウイル
ス薬、 抗生物質の投与が必要となることがあります。
■ 気管支喘息発作
喘息の薬を吸入できなくなった場合やストレス、環境の変化、風邪により気管
支喘息発作になりやすくなる可能性があります。発作が重症となると入院での
治療が必要となります。
【循環器疾患】
■ 心不全
降圧薬を内服できなくなった場合やストレスにより心不全を発症する可能性が
あります。呼吸が苦しくなると入院での治療が必要となります。
■ 心筋梗塞
抗血小板薬を内服できなくなった場合やストレスにより心筋梗塞を発症する可
能性があります。心筋梗塞では緊急での手術が必要となります。 大動脈解離:
ストレスにより血圧が高くなり大動脈解離を発症する可能性があります。大動
脈解離のタイプによっては緊急での手術が必要となります。
■ 肺塞栓症
避難所での生活では足の静脈の血流が悪い体勢で長時間過ごすことで足の静脈
に血栓ができやすくなり、その血栓が肺に詰まる可能性があります。肺塞栓症
では入院治療が必要となります。(エコノミークラス症候群)
【消化器疾患】
■ 胃腸炎
水が不足して手洗いが不十分な環境であると胃腸炎を発症する可能性がありま
す。軽症では水分をこまめに摂取していればよいですが、水分を摂れない場合
や脱水が高度である場合は入院での治療が必要となります。
■ 胃・十二指腸潰瘍
胃酸を抑える薬を内服できなくなった場合やストレスにより、胃・十二指腸潰
瘍を発症する可能性があります。血を吐いたり、血便がある場合は緊急で手術
が必要となります。
■ 虫垂炎
虫垂炎では緊急で手術が必要となることが多いです。
■ 痔
温水洗浄便座や柔らかいトイレットペーパーを使用できないことにより、痔を
発症する可能性があります。緊急での治療は必要ないですが地味に苦しい思い
をすることになります。
【内分泌代謝疾患】
■ 高血糖
糖尿病薬やインスリンを使用できないことやストレスにより、血糖値がさらに
高くなる可能性があります。血糖値が高いだけでは緊急の治療は必要ないです
が、倦怠感を覚えるような症状がある場合は入院での治療が必要となります。
■ 低血糖
糖尿病を持つ人にはよくある症状ですが、意識が悪くなった場合、点滴の治療
が必要となります。
【泌尿器疾患】
■ 尿閉(尿が出にくくなる病気)
前立腺肥大の薬を内服できなくなった場合やストレスにより、尿が出にくくな
る可能性があります。尿閉となれば病院で処置が必要となります。
■ 膀胱炎・腎盂腎炎
水分を十分に摂れなかったり、トイレに行くことができなかったり、シャワー
を浴びることができなかったりする場合、膀胱炎を発症する可能性があります。
ま た、膀胱炎をこじらせて、腎盂腎炎を発症する可能性があります。軽症の膀
胱炎の治療は水分を摂ることですが、軽症以外では抗生物質の投与が必要とな
ります。また、腎盂腎炎では入院治療が必要となります。
【その他】
■ 熱中症
暑さをしのげない環境、水分を十分に摂れない環境では熱中症を発症する可能
性があります。軽症であれば冷却と水分摂取でよいですが、重症の場合、入院
治療が必要となります。
■ 偶発性低体温症
暖をとれない環境では偶発性低体温症を発症する可能性があります。軽症であ
れば保温すればよいですが、重症の場合、入院治療が必要となります。
以上のように災害により病気で入院や緊急手術が必要な状況が発生します。
これまでケガや急病について述べてきましたが、さらに、普段から持病で病院
に掛かっている人も病院を受診します。調子が良ければ、いつも通りお薬をも
らうだけかも知れませんが、災害で持病が悪化することも考えられます。
災害時には病院を受診する人が増え、被災して機能が低下している病院は大変
な状況になることが予想されます。災害時のケガを防ぐことは難しいかも知れ
ませんが、普段の治療や災害時の注意で予防ができる急病もあります。自分自
身を守り、必要な人に適切な医療が届くようにするためには、「普段から病気を
予防すること」「災害時に病気の予防をこころがけること」が重要です。
(NPO 災害人道医療支援会 HUMA 広報ワーキングリーダー/大阪府立千里救
命救急センター 医師 夏川 知輝)より抜粋
待合室にあったテレビを大画面にして、定期的に医療情報を発信をするようにしました。
今後ご要望がありましたら、希望の医療情報を発信し、また、こじまクリニックの検査の
ご案内もする予定です。ご意見がありましたら、お申し付けください。

当院では、クリニックで気軽にがんの検査が受けられるように2015年の9月より、隔月に、

一回土曜日に 腹部エコー検査を始めております。

 

腹部エコー検査では、主に肝臓、胆のう、すい臓、ひ臓、腎臓などの臓器に異常がないかをみます。

膀胱に尿が溜まっているなど)条件がよければ子宮、卵巣、膀胱、前立腺も観察できます。


腹部超音波(腹部エコー)で見つけられる病名

  

肝臓がん、肝硬変、脂肪肝、肝のう胞、胆のうがん、胆のうポリープ、胆石症、すい臓がん、
すいのう胞、腎臓がん、その他腹部大動脈瘤などがあります。


            詳細については、医師または受付にお気軽にお問い合わせください。

エンドパット「Endo-PAT2000」は、世界で認められている血管内皮機能検査です。動脈硬化などの血管病の早期発見に有用と考えられています。
生活習慣病などから来る血管の内皮機能障害が、動脈硬化や心疾患・脳疾患の重要なリスク要因になっていると言われていますが、Endo-PAT検査で得られるRH-PATスコアは、それらの早期発見・早期治療のスクリーニングに有用です。
保険適用で検査が受けられます。
詳しくは、当院までお問い合わせください